福島県田村市には「
あぶくま鍾乳洞(あぶくま洞)」という観光地があります。
キレイにライトアップされた鍾乳洞で、夏に行くと、超涼しい環境(洞窟内は14度くらい)で、
自然の作り出した造形美を堪能できます。
一部「冒険コース」なる部分(鍾乳洞内で分岐し、200円払って入る)もあり、
ほんの短い区間、狭い部分を通ったり、屈んで歩いたり、急な坂道があったり、
よほど太ってない限り(狭い部分が厳しいはず)、幼稚園児でも楽しめるコース。
で、その「あぶくま鍾乳洞」から1キロほどのところに、マイナーな鍾乳洞「
入水鍾乳洞」があります。
こちらは、ライトアップなんて気の利いたことはされておらず、自然のままの洞窟
(階段、ライトなどが一部設置されてますが)。
そして、
本気で冒険!
アドベンチャー!!
かなり昔、そんな予備知識もなく、友人たちと訪れ、あまりの冒険度の高さに、びっくりした記憶が。
今回、携帯を持ち込めなかったので(全身濡れるので、防水じゃないと持ち込めない)、
画像つきの詳しい感想は
こちらのサイトが参考になります。
まとめサイトは
こちら。
Aコース550円・Bコース700円、Cコースはガイド付き(必須)5人まで4600円。
Bコース以降は、
ライト必要(入り口で「ロウソク」を売ってます)、
全身濡れる可能性が高いので、
着替えの準備必須です。
洞窟入り口脇の建物には、ちゃんと更衣室もあり、100円ロッカーも完備。
全身濡れる可能性があるので、濡れちゃまずいものは、持ち込まない方が正解です。
ビニールガッパ、ゴム草履のレンタルもあります。
今回、水は多かったけど、水流はそれほど強くなかったので、レンタルのゴム草履でも大丈夫な
ようだったけど、洞窟内の水流が強いと、ゴム草履が流されるので(昔入った時はそうだった)、
本来は足に固定できるタイプのサンダルなどの方が安心。
ロッカーに荷物を入れ、さぁ出発だ!と思った瞬間、
すごい地鳴り。
電車がすぐ近くを走っているような、大きな地鳴りでびっくりでした。
宮城県で震度5強の地震が起きたらしいです。
洞窟内で地震が起きなくてよかった~と思う反面、入ってる最中、また地震が起きたら(◎-◎;)
・・と思うと怖かった。
「鍾乳洞」は、東日本大震災でも、崩れたりしなかったんだから・・と自分の気持ちをなだめ、
とにかく洞窟にGO!
洞窟内は、気温14度前後と、薄着だとかなり寒い!
Aコースは、狭いし、急な坂があって、横に張られた縄を使った方がいいような、
足場が悪い場所があったりするけど、そんなに大変じゃないです。
しかーし、Bコース入口からは、いきなり水の中を歩く!!
通路自体が川!
それも水が冷たい!!←水温10度前後だった記憶。
水に足を入れて15秒くらいで、
痛みのあまり死ぬかと思いました。
かき氷を食べて頭がキーンってのが、足で起きてる感覚。
ビリビリと痺れるように痛い!まじで痛いヽ(lll゚Д゚)ノ!
Bコース入口付近は、水の流れる通路脇に、足を乗せられる岩があるので、
そこに乗って水の冷たさと、痛みから逃れる。
また水に足を入れる・・・すぐ激痛が走る!!
入場券を買う時、「水の冷たさに慣れるのに5分くらいかかります」と言われたけど、
「こんなの絶対慣れるの不可能!!」と、Bコース入口付近ですでに途方にくれる。
で、息子は、なんと足がつって、ここで挫折。
旦那も息子に付き添って入らないというので、私一人でBコースに行く事に
(後で来るかと思ったけど、水の冷たさもあって諦めたらしい)。
Bコース入口で待ってた旦那と息子に聞いた話だと、お子さん連れの家族の中には、
Bコースに入ってすぐ挫折して出てくるグループも割りといたよう。
明かりが必要な洞窟の中(薄暗い照明がある場所もありますが、
ライトが無いと真っ暗な場所も多い)、難所もいくつかあるのに、1人は寂しい。
でも、前を歩いていたカップルが、売店で売ってる「ロウソク」のみで洞窟に入り、
ロウソクが水で消えて(上からも水が滴ってくる)苦労してたようなので
(昔入った時、これでものすごく苦労したので、今回100円ショップでライトを家族分買ってきていた)、
旦那のライトを貸してあげたのがきっかけで、なんとなく、ご一緒させていただくことに。
おじゃま虫(死後)になっちゃいましたが、1人じゃないって、心強い!
とっても仲睦まじく、協力しあって進んでいたお二人さん、どうもありがとうございます♪
先に、2人が進んで、通りにくいところは、アドバイスをくれたので、
私はとても助かりましたm(__)m。
前の2人の後をついて、激痛に耐えつつ、クルブシよりちょっと上の水深の中、
ジャブジャブと奥に進む。
途中2度ほど、岩に足を乗せ、痛みから逃れたりしてると、痛みが徐々に弱くなってきて、
「絶対慣れるの不可」と思った痛みが、いつの間にか消えてる。
足の感覚が麻痺したらしい(^^;)。
携帯が防水じゃないので、洞窟内の写真を撮れなかったので、案内パンフの抜粋。
カタログの言葉通り「スリル満点の大冒険!」
「狭い岩場でドキドキ」→「狭い岩場にはまってor通れるかものすごくドキドキ」
「頭をぶつけないように気をつけて」→「気をつけてても頭ぶつけまくり」と、
画像はお子さんがモデルなので、あまり狭そうじゃないですが、
体の大きな大人だと、パンフの宣伝文句以上の体験ができます(笑)。
特に、右上の穴は、狭くて通りにくいっ!
水量も、写真より多かったです(かがむと、お尻が水の中に(^^;))。
そして、ある特定の場所というのではなく、全体的に足場が悪く(ずっと水の中だし)狭い!
「本当に洞窟探検!」というのは、体験してみないとわからない凄さっ!
Bコースは、ほとんどの場所、
人がどうにかすれ違えるくらいの狭さ。
場所によっては、すれ違うのが無理な狭さも。
高さも無く、
少し前かがみや、中腰くらいで歩くのがメイン。
その上、天井がものすごく低く、
水の中を四つん這いで通る
場所も。
狭い穴を通る場所では、ちょっと大柄な体格の男性が、はまってしまい、
何度も体を入れ替え、通れる体勢を試行錯誤してました。
体勢が悪いと、女性でも通り抜けるのが厳しい。
洞窟内は、寒い。
そして暗い。
薄暗い照明がある場所もあるけど、真っ暗な場所も多い。
気をつけてても、頭をぶつけたり、足が岩場にハマったり、ちょっと滑ったり、大変。
そして、長い!
行きも帰りも同じ通路を通るので、戻ってくる人とすれ違う時(どちらかが脇に寄って通してあげる)、
「後どれくらいですか?」と聞くと、「◯◯分くらい、この後難所がありますよ、頑張って下さい」と、
必ず「難所」の話が(^^;)。
そして、要所要所に確かに、難所が。
体が冷えきり、服が濡れて体が重い状態で(服の重さでふらついたこと数回)、
どうにかゴールカボチャ岩に。
しかーし、今度は来た道を戻らなければいけない・・・・。
旦那と息子を待たしていたのと(入ってきてれば、途中で会えるとは思ったけど)、
これ以上おじゃま虫も悪いと思ったので、帰りは1人で戻りました。
そして、恐怖がΣ( ̄ロ ̄lll)!!
洞窟の奥に向かっている途中、水の中で四つん這いに近い状態の時、
バランスを崩し、ライトを持った手が水没。
ライトももちろん水没。
その後も、問題なくついていたんですが、その内、調子が悪くなるんじゃないかという不安が的中。
もう少しでBコースの出口だろうという時点(予想)で、
ライトが故障ヽ(lll゚Д゚)ノ!
勝手にライトが消え、ライトを振ると点くけど、振るのをやめると、すぐ消える状態。
真っ暗闇の洞窟でポツン・・・・Σ( ̄ロ ̄lll)!!
怖いっ!!
暗いっ!!
ただ、少し前を、ガイドさんらしいお兄さんが、歩いていたので(直前にアドバイスを貰ったん
だけど、とても詳しかったのでガイドさんかと)、
大声で、「すみません、ライトが壊れたので、ご一緒させて下さいっ!!」と叫んだら、
こちらにライトを向けてくれたので、その明かりで追いつき、どうにか外に。
予想通り、Bコース入口まで後数分ってところでした。
実は、私、閉所暗闇恐怖症・・・(^^;)←考えると面堂終太郎と同じじゃないかっΣ( ̄ロ ̄lll)!
いやー、ライトが消えた時は、怖かった。
家族3人で入る予定だったので、予備のライトを持ってなかったのは失敗。
でも、いろいろな方に助けられて、洞窟探索を完了することができました(〃∇〃)♪
かなりハードだけど、本当の探検気分を満喫できます♪
小学校中学年以降くらいから行くのがお勧めかな?
小さい子は、水の冷たさと痛さに、泣いてしまったりして、無理なことも多いようなので。
Aコースに戻った時点で、寒さのあまり、体が冷えきり、力が入らなくなってる事に気がつきました。
Bコースにいる時は、必死だったので、気が付かなかった(^^;)。
外は夏で、蒸し暑いので、天国!すぐに体温も戻りましたが、寒い時期は、
近くにある温泉(400円くらいだったかな?案内が更衣室にあった)で体を温めるのが吉。
20年くらい前(もっとか?)に行った時と比べ、若干コースが楽になってた気が。
岩を乗り越える場所など、人によってはお尻を押してあげて貰う必要があったけど、
そういう場所はなかったし、四つ這いのところの天井も、若干高くなってた記憶。
当時は照明ももっと少なく(もしかしてBコースは無かった?)、全行程ほぼ真っ暗。
以前は、Bコースがガイド付き、Cコースはまだ入れなかった気がするし。
あちこち知らない内にぶつけたりしたらしく(はっきりわかった時も多いけど)、
足や腕には、あざがいっぱい!
気をつけていても、ゴチッ、ゴチッっといろんなところでぶつけた頭は、
シャンプーしたら、あちこちが痛くてびっくりでした(^^;)。
でも、達成感もすっごくあるし、す・ご・く・
楽しかった(〃∇〃)♪
鍾乳洞に入って出るまでは、往復で1時間15分くらいでした。
Aコースはかなり短く、往復15分程度だと思うので、Bコースは片道30分前後かな?
先がわからない行きの方が長く感じたし、小さい穴などは戻りの方が楽な構造でした。
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